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一級自動車整備士2005年11月【No.40】
 
ABS警告灯点灯

問題

 
ABS警告灯が点灯していたため,ダイアグノーシス・コードを点検したところ,下表の異常を示すコードを表示した。図に示す回路の電圧測定結果に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

ダイアグノーシス・コード 診断名/症状 検出条件
53 モータON故障診断 ポンプ・モータ・リレーOFF出力時のMCK端子電圧が6V以上
(1) V1に電圧がなく,コネクタAを外したとき,V1に電圧があったので,ABS・ECUの不良と判断した。

(2) V1に電圧がなく,コネクタBを外して,V2に電圧がなかったので,コネクタA〜コネクタB間の配線の短絡(地絡)と判断した。

(3) V3に電圧があり,V4に電圧がなく,ヒューズに異常がなかったので,コネクタC〜コネクタD間の配線の断線と判断した。

(4) V5に電圧があったので,コネクタE〜アース間の断線又はアース不良と判断した。


解説

リレー接点は三種類あります。

常開接点(a接点)、常閉接点(b接点)、切替接点(c接点)です。

題意の接点は、


で表されていて、押しボタンスイッチ(PushButtonSwitch)となっていますが、表記ミスです。

単なるa接点です。

さて、あまり考えすぎないように、テキスト・ベースの判断基準に従います。

出条件は、『ポンプ・モータ・リレーOFF出力時のMCK端子電圧が6V以上』のとき、
『モータON故障診断』と判断するルールになっています。

断線チェックは、ある直列接続回路に着目して、電源から順番に各要素に電圧があるかどうかを調べます。

最後のアース以外では、規定電圧がかかっています。

@要素の途中で電圧が切れている

Aアース端子系に電圧がかかっている

この二点が断線の可能性があります。


短絡チェックは、ある直列接続回路の注目して、電源から順番に各要素に電圧があるかどうかを調べます。

途中で電圧がなければ短絡の疑いがあります。

その測定点の次の要素を外して電圧が復活すれば、その測定点の先に問題ありです。

回路が落ちているかどうか、すなわち、短絡チャックは、要素を外す作業が必要です。

(2)V1に電圧がなく,コネクタBを外して,V2に電圧がなかったので,コネクタA〜コネクタB間の配線の短絡(地絡)と判断した。

この問題は、電源側からチャックしたのではなく、末端側がチェックしています。

測定順番の優先順位は特にありません。

さて、コネクタBを外して、コネクタBの評価ができませんので不適切です。

推定される原因は、コネクタBを外して電圧がないのは、二つのことが感がられます。

@ポンプ・モータ・リレーの短絡

Aポンプ・モータのコイル部の断線が考えれます。

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